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環境負荷を抑えつつ、労働環境を改善

排熱のないスポットクーラー「Pure Drive」の開発

地球温暖化対策の新しい枠組み「パリ協定」では、世界共通の目標として温室効果ガス排出量を減らすことを掲げており、企業は二酸化炭素の排出削減と温暖化による猛暑への対応の両立が求められています。
ブラザーはこの課題と向き合い、スポットクーラー「Pure Drive」を新規事業として開発し、グループ会社であるブラザーエンタープライズが販売しています。

これまでは環境負荷や排熱が問題

猛暑の中、作業する人の周りにだけ涼しい空気を送り込み、快適な作業空間を作り出すスポットクーラーは、工場や倉庫のように、全体に対して人のいる空間が小さい環境で役立っています。しかしこれまでは一般的に、代替フロンなどの環境負荷の高い冷媒と大電力を使ってコンプレッサーを稼働。涼しい風を作り出すと同時に高い排熱も生み出すため、環境への負荷が大きく、作業する人の周りの気温が上がってしまう問題がありました。

水の気化熱現象を利用

この問題を解決できないかと開発したのが、ブラザーのPure Driveです。液体が気体に変化する際に周囲から熱を奪う気化熱現象に注目。「水」を用いた2段階での気化熱冷却機構によって空気を冷やすことで、一般的なスポットクーラーの約4分の1の消費電力で、排熱を生み出すことなく涼しい風を作り出すことに成功しました。また、強い風によって一般的なスポットクーラーより低い体感温度を実現しています。

電源のない環境でも活躍

可搬式のバッテリーで稼働できることも特長です。どこにでも置けるスポットクーラーとして、電源設備のない屋内施設や屋外のイベント会場など、これまでより広い領域で快適な空間を生み出しています。

SDGs POINT

SDGs目標8「働きがいも経済成長も」には、持続可能な経済成長と働きがいのある人間らしい雇用を目指すなかで、“世界の消費と生産における資源効率を改善”させるターゲットがあり(8.4)、SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」には、持続可能な産業化の促進やイノベーションの推進を目指すなかで、“資源利用効率の向上とクリーン技術および環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じた産業改善により、持続可能性を向上させる”ターゲット(9.4)があります。さらにSDGs目標12「つくる責任つかう責任」には持続可能な生産消費形態の確保を目指すなかで“天然資源の効率的な利用を達成する”ターゲット(12.2)があり、SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」は気候変動とその影響を軽減するための緊急対策を求めています。水を活用したブラザーのスポットクーラーが、省電力・省資源で環境に配慮しながら労働環境を改善し、SDGs実現に寄与します。

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