Better your earth.

失われた森林を再生し、生態系を保全する

誇りと自然を取り戻す。災害からの森林再生プロジェクト

森林は、私たちが暮らしの中で排出する二酸化炭素(CO2)を吸収して地球温暖化を抑え、土砂災害や洪水の被害を防止し、水質浄化のはたらきをするなど、かけがえのないものです。しかしながら、伐採や土地開拓、山火事や気候変動など、さまざまな原因によって森林は急激に失われつつあります。
こうした状況を改善するため、ブラザーインダストリーズ(スロバキア)は、グループの環境スローガン「Brother Earth(ブラザーアース)」のもと、地元のNPO団体「ZASAĎ STROM」と共に、2015年から植樹活動を開始しました。

関連するSDGs

美しい森林を取り戻すために

スロバキア北部に位置するタトラ山脈は、スロバキアの象徴として国歌にも歌われ、スロバキア国民に慕われてきました。また、2,000m級の山々からなる変化に富んだ地形は、多様な生物のすみかとなり、豊かな生態系を守ってきました。しかし、2004年に大規模な自然災害が発生すると、12,000ヘクタールもの広大な森林が失われてしまいました。今なお荒れた山肌が目立つタトラ山脈にかつての美しい森を取り戻すため、私たちは地元のNPO団体「ZASAĎ STROM」と共に2015年から植樹活動を開始しました。

豊かな自然を未来に受け継ぐ

この植樹活動の目的は、タトラ山脈の美しい自然を回復し、未来に受け継いでいくことです。プロジェクトには、地元住民や国立公園のスタッフ、そしてブラザー従業員の家族も多く参加しています。こうした活動により、タトラ山脈は少しずつ、かつての姿を取り戻しつつあります。

未来の子どもたちのために

スロバキアのシンボルであるタトラ山脈を再生させるこのプロジェクトには、かつての豊かな自然を取り戻すというだけにとどまらない大きな意味があります。植樹活動を通じて、子どもたちに自然との向き合い方を伝えることができるのです。こうした取り組みの成果が現れるには長い年月が必要になりますが、私たちは次の世代を担う人たちのためにもこの活動を続けていきます。

スロバキア タトラ山脈 ~森林再生プロジェクト~

SDGs POINT

SDGs目標6「安全な水とトイレをみんなに」には、安全な水資源の確保をめざす“山地、森林、湿地、河川など水に関連する生態系の保護・回復”というターゲット(6.6)があります、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」には、陸域生態系の保護や回復をめざす“森林減少の阻止と劣化した森林回復”というターゲット(15.2)があり、さらに山地生態系の能力を強化する”生物多様性を含む山地生態系を保全する”ターゲット(15.4)があります。ブラザーは、タトラ山脈の失われた森林を再生し、美しい地球と生き物すべてに欠かせない環境を次世代に引き継ぐための取り組みを行っています。

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この取り組みの
SDGsを知ろう

「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

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