2018 / 10 / 12

統計学で食品ロスが大幅減!
ブラザー社員食堂のヒミツ

エコレポ Vol.3

サイトーがレポーターになり、地球環境に配慮した取り組みを実際に見て・聞いて・体験し、お伝えする「エコレポ」。

Mako Saito

こんにちは。食べることが大好きなサイトーです。ブラザーの瑞穂工場にある社員食堂はメニューが豊富なので、食堂でお昼ご飯を食べることが会社に行く楽しみの一つです。

(今日は絶対パスタを食べたい・・・)あ、売り切れてる!

食べたかったパスタはすでに完売していたので、日替わり定食をいただきました。
提供数を増やして欲しいと、食堂の担当者に聞いてみたところ、なにやらブラザーの社員食堂では、食品の廃棄を減らすためにある工夫をしているとか。

(それってもしかして環境に良いことをしているんじゃない!?)
環境のためと聞いたら、このサイトー、じっとしていられません!

実際にどんな取り組みをしているか、社員食堂の需要予測に「統計学」を導入した藤原さんに聞きました。

Takashi Fujiwara

サイトーさん、いつも食堂を利用していただきありがとうございます。お目当てのメニューが売り切れていたそうですね、申し訳ない。

Mako Saito

残念でしたが、代わりに食べた日替わり定食も美味しかったので、満足しました。

Takashi Fujiwara

私どもは統計学に基づいて毎日の利用人数やメニューの売上を予測しているのですが、まだまだ改良中なんです。

Mako Saito

統計学ですか?詳しく教えてください。

Takashi Fujiwara

はい。2014年の秋から、売れた数、出社した社員数、天気予報、季節行事など、約40種類のデータを集めて分析を始めています。社員食堂と聞けば、毎日同じようなメニューをイメージされるかもしれませんが、このブラザー瑞穂工場の社員食堂は年間で100種類以上のメニューが登場し、一日約1,300人のブラザー社員が利用する一大施設です。材料調達のためにも、事前予測がとても重要です。

Mako Saito

たしかにメニューはとても豊富ですよね。季節の新メニューもいつも楽しみにしてます。でも、毎日社食を使う社員ばかりではないと思います。正確な予測はできるのでしょうか?

Takashi Fujiwara

実は、毎朝出社した人をカウントし、会社にいる社員数を把握しています。また、皆さんの勤怠の傾向も踏まえています。これはグループ企業だからこそできることですね。
たとえば、2月は他の月と比べて有給を使う人が多いです。有休消化ですね。逆に4月は新入社員で一気に混みますね。曜日でいうと、月曜日と金曜日は、土日を挟んで3連休にするため休む人が多いです。それから、魚より肉のメニューが人気がある、など、いろいろな角度から分析をしています。

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Mako Saito

数を予測することで、どういった効果があるのでしょうか。

Takashi Fujiwara

需要がわかれば、最低限の仕入れですみますからね。余分なコストが掛からないので、より良いメニューをお届けできます。美味しくて健康的な食事をブラザーの社員に届けるのが、私たちの一番の仕事ですから。もう一つ、売れ残りが減れば食品の廃棄量が少なくなります。年々廃棄量は減っており、本年度は2015年度に比べ約29%も下がっています。

Mako Saito

コストを抑えられて、地球環境にもやさしいのですね。

Takashi Fujiwara

はい。もちろん、残ってしまった食品も肥料としてリサイクル処理をしていますが、廃棄しないに越したことはないですよね。できるだけ高い精度で予測して、売り切れるか売り切れないか、いつもギリギリのラインを狙っています。まだまだ予測がはずれてしまうこともあるのですが、食べたい人がちゃんと食べられて、しかもちょうど売り切れるという状態を目指していきます。これからも期待してください。

Mako Saito

はい!美味しくって、お財布にも、環境にもやさしい社食をこれからも楽しみにしています。

Takashi Fujiwara

藤原 隆

ブラザー工業でエンジニアとして定年まで働き、現在は、ブラザーの瑞穂工場・刈谷工場の社員食堂を管理運営するブラザーリビングサービス株式会社給食部に所属。
2018年7月に統計検定3級取得。

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サイトーの学び

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サイトーの学び

食品を廃棄するということは、処分する際にCO2が排出されるだけでなく、食料を育てる水や運ぶ際に車から出たCO2も無駄にしてしまうことになります。消費できる適切な量を予測し、廃棄しないことが大切ですね。社食だけでなく、家や外での食事でも、ちょうどいい量を残さず食べる。ちょっとしたことですが意識したいと思います。

Mako Saito

サイト―

ブラザーグループの「地球環境への配慮」を、自分なりに足を運び、分かりやすく伝えます。ちょっとした環境配慮を意識するきっかけになってほしいです。

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